ピアノでのシャープ、フラットの違いって何？ナチュラルの意味も理解しよう
こんにちは、上北真裕子です。
今回のレッスンは『ピアノでのシャープ、フラットの違いって何？ ナチュラルの意味も理解しよう』
というテーマで進めていきたいと思います。
ピアノでのシャープ（#）、フラット（♭）の違いって何？
シャープ（#）、フラット（♭）はどんな記号？
シャープ、フラットとは、こちらの記号になります。
シャープ → ♯
フラット → ♭
それぞれの記号に、
シャープ（#） → 半音上がる
フラット（♭） →半音下がる
という意味があります。
『半音』の意味を理解しよう
ここで、「半音上がるとか、下がるってどういうこと？」と思った方もいらっしゃるかと思うので、「半音」の意味をチェックしていきましょう。
例えば、鍵盤の「ミ」と「ファ」のように鍵盤同士が完全に隣り合っている場合、『半音』の関係にあると言います。
白い鍵盤、黒い鍵盤に関わらず、完全に隣り合っている音は『半音』と思って頂いて大丈夫です。
ピアノでシャープ（#）、フラット（♭）が付く音を探してみよう
シャープ（#）が付く音
『半音』の意味を理解した上で、早速、「ド♯」を鍵盤上で探してみましょう。
ちなみに「ド♯」を英語名で言うと、「C♯」になります。
フラット（♭）が付く音
次に、「シ♭」を鍵盤上で探してみましょう。
ちなみに「シ♭」を英語名で言うと、「B♭」になります。
シャープ（#）とフラット（♭）の違い、理解できたでしょうか？
ピアノでシャープ（#）、フラット（♭）が付く音を弾いてみよう【実践編】
ここからは実践編です！
シャープ、又はフラットを付けた音をいくつか英語名で言っていくので、その音を鍵盤上で探して弾いてみてくださいね。
実際に弾いた音はこちらになります。
楽譜上の音符として理解したいという方は、是非参考にしてみてください。
「C♭」に関しては、「フラット（♭）が付いているのに、黒鍵じゃないの！？」そんな風に思った方も多かったのではないでしょうか。
それほど頻繁に出てくる訳ではないものの、曲のキー設定によっては、「B」ではなく、あえて「C♭」と表記する場合もあります。
「シャープやフラットが付く音だからといって必ずしも黒鍵を弾くとは限らない」という点は注意するポイントかもしれませんね。
そもそも音を英語名で言われてスムーズに分からなかったという方は、下記のブログ記事で、音の英語名について説明しているので、チェックしてみてくださいね＾＾
【ブログ記事はこちら】
「ピアノでドレミファソラシドの位置を理解しよう（英語名もチェックしよう）」
ナチュラル（♮）の意味を理解しよう
最後にシャープ、フラットとあわせて覚えておくと良いのが『ナチュラル（♮）』という記号になります。
『ナチュラル（♮）』はすでにシャープやフラットが付いた音を、シャープやフラットが付かない音に戻したい時に出てくる記号になります。
例えば、「ファ♯」でしばらく弾いていたけれど、それを元の普通の「ファ」に戻したいといった時にナチュラルが出てくるので、その場合はシンプルに普通の「ファ」を弾けばOKです。
最後に
シャープ（#）、フラット（♭）、ナチュラル（♮）、それぞれの意味を理解できたでしょうか？
鍵盤で音を弾く練習の時は、音をしっかりと聴きながら、知識と結び付けるように意識してみてくださいね＾＾
