2023-03-27

フラットファイブコード(♭5)をピアノで弾いてみよう【初心者向け】

こんにちは、上北真裕子です。

今回のレッスンは、初心者の方に向けて、『フラットファイブコード(♭5)をピアノで弾いてみよう』といった内容で解説していきたいと思います。

以前説明した事のあるメジャーコードやマイナーコードの知識を使いながら、少し進んだ内容になるかとは思いますが、是非、一緒に練習していきましょう!

フラットファイブコードの仕組みを理解するために音の英語名をチェックしておこう

楽譜

単音の「ドレミファソラシド」が英語名で「CDEFGABC」になるという知識は、コードの仕組みを理解する際にとても大切なポイントとなります。

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フラットファイブコードの仕組みをピアノでチェックしてみよう

コード『C(♭5)』を弾いてみよう

楽譜 C(♭5)

それでは、「C(♭5)」を例に、フラットファイブコードについてチェックしていきましょう。

(♭5)の読み方は『フラットファイブ』と読みます。

 

「C(♭5)」を弾く場合、いったん ♭5 は除いて考えていきましょう。♭5 を除いてみると、メジャーコード「C」となっているのが分かりますよね。まずは、メジャーコード「C」の構成音を探していきましょう。

ルートの音はCなので「ド」を一番下で弾く事になります。

メジャーコードを弾くためには、ルートと 3rd の音の間に鍵盤を3つ挟む、3rd と 5th の間に鍵盤を2つ挟む、いわゆる「下から3・2」という距離を空けて弾いていけばよいので、3rd=「ミ」、5th=「ソ」となります。

 

次は(♭5)の部分ですが、これは 5th の音をフラットにする、いわゆる「ソ」の音を半音下げるという意味になります。

ですので、「C(♭5)」は「ドミソ♭」を弾くという事になります。

コード『Cm(♭5)』を弾いてみよう

楽譜 Cm(♭5)

それでは次に、「Cm(♭5)」という ♭5 が付いたマイナーコードについても見ていきましょう。

 

今回も、ひとまず ♭5 は一旦置いておいて、「Cm」が弾けるかどうかチェックしてみましょう。

ルートの音は C なので「ド」を弾けばOKです。そして、マイナーコードの場合、鍵盤上で空ける距離は「下から2・3」でしたね。

ですので、3rd=ミ♭、5th=ソということになります。そして、♭5 が付いているのを忘れてはいけないので、5th である「ソ」の音を半音下げて「ソ♭」を弾けば「Cm(♭5)」が弾けますよ。

 

♭5 が付いていて一見難しそうに見えても、コードの 5th の音がどの音であるかという事が分かれば、しっかりと正解のコードを弾く事が出来るので、ゆっくりと練習してみてくださいね^^

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フラットファイブコードをピアノで弾いてみよう【実践編】

ここからは実践編です!

♭5 がコードに表記されていたら、5th の音を半音下げるという事をお伝えしました。その点をふまえつつ、色々なフラットファイブコードを鍵盤上で弾いてみましょう。

音を探すのはゆっくりで大丈夫ですので、必要であれば、一時停止をしながらご自身のペースで練習してみてくださいね。

 

実際に弾いた音はこちらになります。

楽譜 G(♭5)

楽譜 Bm(♭5)

楽譜 F(♭5)

楽譜 C♯m(♭5)

(弾いているコードの高さが楽譜通りではなくても、コードとしては正解になります。)

最後に

いかがだったでしょうか? 「5th の音ってこの音で合っているの?」と探す時に迷う方もいらっしゃるかもしれませんが、ゆっくりと練習してみてくださいね。

そして、♭5 について考える前に、メジャーコード、マイナーコードの弾き方が分からなかったという方は、改めてメジャーコード、マイナーコードの復習していただけると良いかと思います。

【ブログ記事はこちら】

『ピアノでメジャーコードを練習しよう』

『ピアノでマイナーコードを簡単に弾くには?コード表を暗記しなくても大丈夫【初心者向け】』

 

補足となりますが、マイナーフラットファイブコードに関しては、曲の中だと、7th という、コードの構成音がもうひとつ増えた四和音のタイプで使われる事が多いです。

その時にも、5th の音が変化するという点では共通しているので、今回の三和音のバージョンで理解を深めて頂けると幸いです。

フラットファイブコードをスムーズに弾けるように、楽しみながら練習してみてくださいね!

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