2018-12-11

糸(中島みゆき)ピアノコード弾き語りに挑戦してみよう【レッスン動画】

ピアノでのコード弾き語りのレッスンをしていると、コードの基本的な仕組みを理解した生徒さんから、

「このコードの基本の形を応用して実際ピアノで弾くとなると、左手はどうやって弾いているんですか?」

そういった質問を受けることがあります。

コードの基本的な音数は、3~4個の場合が割と多いため、その少ない音数を実際に鍵盤上で両手で弾くとなると、どうやら最初はイメージがしにくいようです。

今回はそんな疑問を解消するために、中島みゆきさんの「糸」のサビ部分をピックアップして、ピアノコード弾き語りの際の左手の弾き方について解説していきたいと思います。

初心者の方にとって弾きやすい形にするために、原曲のコードをシンプルに、そしてキーの設定も変更していますので、ぜひ動画を参考に練習してみてくださいね。

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糸(中島みゆき)サビ部分のコードの見方

アルファベットそれでは、「糸」のサビ部分のコードネームを見ていきましょう。

(動画の1:02~2:51を参考に練習してみて下さい。※リンク先の動画は1:02~から再生されます。)

サビ部分の最初の2小節のコード進行は、

C  –   G/B(G on B) –  Am  –  Am /G (Am on G)

という流れになっています。

まず最初の「C」というコードの際、左手をどうやって弾くかですが、

楽譜

音にはそれぞれ英語名(アルファベット)が付けられています。

上記の楽譜を参考にすると、「C=ド」(この場合、単音として考えます。)になるので、「C(コード)」を演奏する時の左手は「ド」の音を演奏すれば良い事になります。

サビ部分のオンコードについて

そして次のコード、G/B(G on B)ですが、このように、スラッシュが使われて表記されていたり、「on」という書き方をしているコードネームの事を「オンコード」と呼びます。

コードネームの表記が「G/B」などのように、スラッシュで書かれている場合は、スラッシュの右側にあるアルファベットの部分を、「G on B」と表記されている場合は、on の後にある、この場合は「B(シ)」の音を単音で弾いてください。

オンコードの左右どちらを弾くかを、左右逆に勘違いをしてしまう方が多いので要注意です。

糸(中島みゆき)サビ部分を左手で弾いてみよう

ピアノ次に、「糸」のサビ部分のコード進行を8小節まとめて見ていきましょう。サビ部分のコード進行は以下のようになっています。

C    G/B|Am   Am/G
F    C/E|Dm   G  E
Am   Am/G♯|Am/G  Am/F♯
F    G|C

 

このコード進行で、左手で弾いていく音をドレミで書き出してみると、次のようになります。

C    G/B|Am   Am/G
ド    シ|ラ    ソ
F    C/E|Dm   G  E
ファ   ミ|レ    ソ ミ
Am   Am/G♯|Am/G  Am/F♯
ラ    ソ♯|ソ    ファ♯
F     G|C
ファ   ソ|ド

(動画の2:52~5:17を参考に練習してみて下さい。※リンク先の動画は2:52~から再生されます。)

糸(中島みゆき)サビ部分のコードを右手で弾いてみよう     

次に、「糸」のサビ部分の右手を練習していきましょう。

C     G/B|Am   Am/G
ドミソ  ソシレ|ラドミ  ラドミ
F     C/E|Dm   G  E
ファラド ドミソ|レファラ,ソシレ,ミソ♯シ
Am   Am/G♯|Am/G  Am/F♯
ラドミ  ラドミ  |ラドミ ラドミ  
F     G|C
ファラド ソシレ|ドミソ

(動画の5:18~7:49を参考に練習してみて下さい。※リンク先の動画は5:18~から再生されます。)

右手のコードを弾く具体的な方法は、

この2つの動画で説明しているので、そちらも合わせてチェックしてみてください。

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糸(中島みゆき)サビ部分を両手で弾き語りしてみよう 

ピアノと花束

それでは、これまでやってきた練習をもとに、両手でサビ部分を弾いていきましょう。

(動画の7:50~8:48を参考に練習してみて下さい。※リンク先の動画は7:50~から再生されます。)

サビ4小節目の「Dm – G – E」というコード進行の部分は、コードの切り替えが早いため、テンポが崩れてしまうという方は、ゆっくりと部分練習すると良いと思います。

左手の音数を増やしてアレンジしてみよう

ここからは応用編となりますが、左手の音数を「裏拍」と呼ばれる部分に少しだけ増やして、アレンジを加えてみましょう。

(動画の8:49~10:52を参考に練習してみて下さい。※リンク先の動画は8:49~から再生されます。)

「裏拍」とは、例えば、拍子に合わせて曲を「1、2、3、 4」とカウントするとします。

その際の数字と数字の間に、「1と、2と、3と、4と」と合いの手のように「と」を入れてカウントした「と」の所が裏拍と呼ばれる部分になります。

今回の「糸」のサビ部分に関しては、2拍目の裏拍と4拍目の裏拍の所に、左手で弾く音数を増やしているので、解説動画の中では、

「いち・に・さん・し

という、「い」の部分に、同じ音を続けて弾いています。

【レッスン動画実演】糸(中島みゆき)サビ部分ピアノコード弾き語り

(動画の10:53~12:30を参考に練習してみて下さい。※リンク先の動画は10:53~から再生されます。)

左手部分は裏拍に音数を増やしたもの、そして右手に関しては、曲の拍に合わせて刻むような形にアレンジを加えて演奏しています。

メロディーを歌ってみると、「糸」のサビ部分をピアノ弾き語りとして再現する事が出来ましたね。

最後に

今回は、中島みゆきさんの「糸」のサビ部分を例に挙げて、ピアノ弾き語りをする際に、左手の部分をどのようにして弾けばよいかについて解説してみました。

右手だけならコードを弾く事が出来るという方も、動画を参考に、両手でコード弾きが出来るように練習を進めてみてくださいね。

今回のようなレッスン動画を、Youtube に順次追加していく予定ですので、日々の練習に少しでも活用して頂けると非常に嬉しいです。

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