季節の変わり目などには、特に風邪をひいたわけではないのに、喉に違和感を感じたり乾燥を覚える生徒さんが増えていく印象があります。
歌のレッスンの前には、「先生、今日、風邪をひいた訳じゃないんですけど、ちょっと喉が乾燥する感じがします」など、自分のコンディションを伝えてくれる生徒さんも多いので、そういったちょっとしたコンディションの良し悪しも考慮に入れながらレッスンを進めていく事が多いです。
そんな中、生徒さんから「先生って、普段から喉の乾燥対策のためにやっている事ってありますか?」と聞かれたので、今回は、私が日頃からやっている方法を紹介してみたいと思います。
目次
喉の違和感や乾燥を防ぐために事前のケアに力を入れよう

喉の違和感や乾燥は、歌う時にかなりストレスになってしまいますよね
基本的には早め早めのケアをお勧めします。
ちなみに、今回紹介する対策方法は、どちらかと言うと、声を出せない訳ではないけれど、なんとなく喉が変な感じがするという段階でのケア方法なので、もし喉が痛くてかなり辛いなどという時には、決して自己判断はせずに、病院などで見てもらうようにしてくださいね。
私が喉の違和感や乾燥を防ぐために普段から使っているのが、スチーム吸入器になります。
【ボーカリスト向け】喉の違和感・乾燥対策にお勧めのスチーム吸入器

私が現在使っているスチーム加湿器がこちらになります。(正確に言えば、旧モデルのタイプを使っています。)
私の場合、朝晩二回使用するのがスタンダードですね。
忙しい時や喉のコンディションが安定している時は、夜一回使うだけでも充分に効果があると感じています。
ちなみにこの吸入器を使っていると、自分自身では特に喉の乾燥を感じていない時でも、スチームを吸った最初だけ、少し咳をしたくなる時があります。
そういった時は、喉が乾燥し始めているサインだなと捉えて、吸入器を使う頻度を少し増やしたりすることもあります。
特にスチームを吸ってもむせるようなことがなければ、喉の乾燥はそんなに問題ないかなと考えて、自分自身のコンディションを判断するようにしています。
スチーム吸入器を使う時、注意しておきたいケースは?
基本的にスチーム吸入機の中に入れるのは水なのですが(生理食塩水も可能)、吸入器本体を見ると、こういった注意書きが書かれています。

喘息など気管支が弱い方は、あらゆるものが刺激になってしまう場合があるので、該当する方は気を付けてくださいね。
ちなみに、私自身が喘息持ちでもあるのですが、喘息発作が起きている時は別として、通常の使用であれば問題なく、むしろ日常的に使う事で喉の調子は安定しているので、愛用しています。
春夏にかけては、このスチーム吸入器のみで喉のケアしています。
特に乾燥が厳しくなる冬頃は、部屋用の加湿器もあわせて使ったりしていますよ。
スチーム吸入器だけが喉の乾燥を防ぐ全ての方法ではないのですが、自分に合った対策方法を普段から探す癖をつけておくと、いざという時に慌てずに済むと思います。
是非、自分の喉を守るために、日頃からのケアに気を配ってみてくださいね!
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