「歌や楽器が少しでも上手くなりたい!」と思ってレッスンを受け始める、、、
そんな方たちを長い間レッスンで見させてもらっています。
私自身の経験の中で、その中でもこういったタイプの人達が吸収が早く、上達するのが早いと感じる共通点がいくつかありました。
今回は、その共通点を三つに分けて説明していきたいと思います。今回は技術的なことではなく、どちらかと言うとメンタル部分の大事なポイントを挙げていきますね。
目次
「歌や楽器が上手くなりたい!」レッスンを受ける時の心構えその1【素直であれ】

「素直であれ」
これは音楽だけに関わらず、何を学ぶにしても最も大切なポイントじゃないかなと思っています。
実際のレッスンでは、その人が出来ることだけではなく、むしろ出来ていないことを色々なアプローチで練習していきます。
もしかしたら、練習法の中には、今はできなくて苦手意識を感じてしまう時もあるかもしれません。
そこで、元々の自分の声の出し方、音の出し方に固執してしまうと、新たな事にトライするチャンスから逃げてしまい、自分が出来る範疇でしか変化できないことが多いです。
(これはわりと無意識にしてしまいがちなので要注意です。)
そういった意味で、レッスンの時は自分が出来ないことをむしろどんどん試す気持ちがある人の方が伸びるのが早いと感じています。
ちなみに、「自分はそれなりに歌える・演奏できるから当てはまらないのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、私がこれまで約12年間レッスンをしてきた中で、それまで独学でやってきて、歌であればそれなりの声のバランスが作ることが出来ていた方は二人だけでした。
それほどに、自分自身のみで自分の声や音を客観的に判断することは難しいので、そういった前提を踏まえた上で、レッスン、そして練習も含め、柔軟に素直に取り組むほうが逆に上達が早くなるという確信があります。
「歌や楽器が上手くなりたい!」レッスンを受ける時の心構えその2【音を聞いて練習することができる】
音を聞いて練習するということがどういうことかというと、音の細部に気を配って聞きながら、そして音の変化をとらえながら常に練習をしていく必要があるということです。
レッスンの中では、ここをこうした方がいいよと修正されることが多いと思うので、その指定されたポイントに集中してトレーニングすることが多いと思います。音の変化をしっかり聞いていないと、効率の悪い練習を繰り返してしまい、上達のスピードが遅くなってしまいます。
そういった意味で、レッスンはもちろんのこと、一人で練習している時に、ただ曲を通すだけの練習をしている人は要注意ですよ!
(ただし、曲全体の雰囲気をとらえる時や、曲全体を通す仕上げの練習として通しの練習が大事なことは言うまでもありません。)
「歌や楽器が上手くなりたい!」レッスンを受ける時の心構えその3【失敗を恐れずトライすることができる】

これもかなり大事なポイントかなと思います。
例えば、日頃の成果を確認するためにと本番のステージを踏んだものの、その場で失敗をしてしまった、、、その後、失敗をするのが怖くて次のステージを踏むことができない。
私も経験した事がありますし、確かに気持ちは分かりますが、ステージでの失敗はステージの成功でしか取り返しがきかないため、長い間躊躇する気持ちの方が勝ってしまうと、やはりその分時間をロスしてしまいます。
ステージで本番を経験する事は、レッスンで学んだことを身体に染み込ませる最大のチャンスだと思います!
失敗もそこから何かを学んで改善していくことができれば、それは大きな意味で全く失敗ではないです。
必要以上に、マイナスなポイントばかりに気持ちが引っ張られないようにする事が非常に大切ですよ。
まとめ
最後に、これまでに書いてきた三つのポイントを満たした上で、さらに意識すると良いと思う事を書いておきますね!
それは「音楽に誠実に、でも必要以上に真面目になりすぎず、時には遊び心もプラスして」ということです。
歌や楽器を練習する上で、真面目に努力することは大切ですが、遊び心という余白を感じさせられるぐらいでないと、行き詰まってしまったりすることが多々あるのではないかと思います。
ガチガチだったり、きっちりし過ぎの音楽でも、聞いてるほうからするとなかなかしんどいですよね。
音楽でコミュニケーションを取るということを考えると、真面目なコミュニケーションもあり、楽しい時もあり、、、いろんな要素を持ち合わせているミュージシャンこそ長く愛されるのではないかと思います。
今回書いたことは、初心者だとしても、ある程度音楽歴が長い人であろうとも、どのレベルの方にとっても大切なことだと思っています。
私自身も自分のチェックポイントにしている項目でもありますよ!
もしこのようなことを考えたことがなかったという方は、是非、普段の自分はどうかな?と振り返ってみてくださいね。
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