バンド経験有りのボーカルと、カラオケのみのボーカルの大きな違い

ライブステージ

先日、私が担当させてもらっている生徒さん達が出演する、バンドでの発表会が終了しました。生徒さん自身、本番特有の緊張感に圧倒されたり、改めて生演奏で歌うという事の大切さを感じる大きな機会となったようです。

私自身、「やっぱり人と音を奏でるという事は、初心者のうちから始めていった方が良いな、、、」と強く感じました。(やはり上手くなるスピードが違うと感じました。)

 

そんな事を感じた数日後、別の場所で音楽理論の講義をしていた時に、余談として生演奏で歌うことの大切さを生徒さんに伝えていたところ、、、

今までバンドや生演奏で歌った事がないボーカリストの卵の方から、

「もしボーカリストが二人いるとして、一人は生演奏で歌ったことがある人、そしてもう一人はカラオケでしか歌ったことがないボーカリスト。その事実を知らないまま、バックバンドとボーカリストが一緒に演奏した場合、バックバンドの人達はそのボーカリストが生演奏で歌ったことがないということに気付きますか?」

という質問をされました。(おお!なんと良い質問!)

この質問に対しては、楽器を演奏している立場からすると当然のように答えは決まっているのですが、逆のボーカリストの立場からすると、なかなか気づきにくいものなのかな、、、?と感じたので、今回はその点について、私なりに書いてみようと思います。

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「バンド経験有りのボーカルと、カラオケ経験のみのボーカル、その違いはすぐ分かりますか?」という質問に対する答え

マイク

とあるボーカリストの卵の方から頂いた、

「もしボーカリストが二人いるとして、一人は生演奏で歌ったことがある人、そしてもう一人はカラオケでしか歌ったことがないボーカリスト。その事実を知らないまま、バックバンドとボーカリストが一緒に演奏した場合、バックバンドの人達はそのボーカリストが生演奏で歌ったことがないということに気付きますか?」

という質問に対する答えは、迷わず「イエス」となります。

質問してくれた方は「歌を聞いただけで分かるのですか!?」とかなり驚いていたようですが、これはある程度経験を積んだ演奏者であれば間違いなく分かると思って構わないと思います。

それでは、ボーカリストをサポートする演奏者達が、どのような感覚でボーカルの歌を感じ取っているのかを説明していきたいと思います。

バンド経験があるボーカリスト、カラオケ経験しかないボーカリストの音楽的要素の違い(演奏者からの視点)

ライブステージ

ボーカリストの立場からすると、自分の声量がしっかりとあって、バンドサウンドに負けないという事を何よりも重要視している方も多いかもしれません。

もちろんボーカルの歌がしっかり聞こえるというのは必須なポイントではあるのですが、中には元々の声が非常に大きいという方もいないことはないので、私自身はどちらかと言うと、バックの演奏者と音のコミュニケーションがどれだけとれるかという点を重要視しています。

 

バックの演奏者と音のコミュニケーションが取ることが出来るという事がどういったことかについて少し説明をしてみると、、、

例えば、バックの演奏がだんだん盛り上がってきているのに、歌のニュアンスは全く変化しないということが起きたり、もし既成曲を演奏している場合、歌のニュアンスがオリジナルのアーティストさんの抑揚そのまま再現しているに留まり、後ろの演奏のニュアンスが変わったとしてもそこに対する反応が感じられないということが時折見られることがあります。

ボーカリストの立場からすると、自分の中である程度定めた曲のイメージで練習してきているはずなので、それをひたすら再現することにこだわり過ぎてしまうのかもしれません。自分の中のこだわりも大切ですが、いろいろな表現方法からベストを選ぶという対応力が音楽では必要となります

その部分が鍛えられていないと、サポートする演奏者と音でのコミュニケーションがとれていないということが起こってしまうのですね。

 

その他にも、非常にシンプルであり、かつ非常に重要な事でもあるのですが、テンポキープが出来なかったり、バックの演奏のリズムにうまく乗ることが出来ないボーカリストも、まだ経験が浅いのかな?と感じるポイントですね。

カラオケでの演奏は、毎回同じテンポであり、人間のようにその日のコンディションで僅かな差が生まれるということがないので、その僅かな違いにその場ですぐに合わせる事が出来るかどうかは、バンドの他の演奏者からすると非常に大きなポイントとなると思います。

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まとめ

基本的に、人と一緒に演奏をするという事は、音によってコミュニケーションを取りながら、新たな表現を生み出していくということだと思っています。だからこそその違いに気付くという事が良いボーカリストになる大きな一歩ではないかなと思います。

一緒に演奏する人が変われば間合いの感覚も変わるでしょうし、一つとして全く同じ音楽はないと思います。その一つとして同じものがないという部分が、人と音楽を一緒にする楽しさであり、醍醐味でもあるのではないでしょうか?

もし今まで生演奏で歌ったことがないという方は、その機会を貪欲に求めに行ってもらいたいなと思います。

もちろん最初は緊張すると思いますが、経験をしていかないことには感覚をつかむことも難しいと思うので、、、是非、失敗を恐れずチャレンジしてみてくださいね!

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